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技術情報・技術コラム

ラップ加工とは?超硬合金だからこそ高精度な表面粗さを実現できる!

今回の記事では、高精度な表面粗さを実現できるラップ加工について詳しく解説します。

ラップ加工とは?

ラップ加工とは加工物に一定の圧力下で砥粒を押し付けながらこすり合わせることで高精度な表面粗さが実現できる研磨加工です。表面に押し付けられた砥粒は、無数の微小工具として働き、ワーク表面の微小加工が進行します。超硬合金にラップ加工を行うことで前加工の寸法精度を維持したまま0.1μm以下の表面粗さ(Ra)の鏡面仕上げが実現できます。

ラップ加工の種類

当社が実施するラップ加工は、①ハンドラップ、②エアロラップ、③流体研磨があります。

下記にてそれぞれの特徴を詳しく解説します。

ハンドラップ

丸形状など加工物を回転させられる場合、木片にダイヤモンドペーストを塗布しワークを回転させながら手加工にて適度な圧力をかけて磨きます。異形状の場合は超音波研磨機や電動リューターなどの工具用いて、ダイヤモンドペーストをワークに押し付けます。目的の表面粗さに応じて、砥粒の番手を選択します。

エアロラップ

湿式砥粒を高速で吹き付け表面を研磨する方法です。ハンドラップでは難しい異形状のラップ加工も寸法や形状を損なわずに短時間で鏡面仕上げが可能です。

流体研磨

ポンプで砥粒スラリーを圧送することで内径を研磨します。細穴や複雑形状でも安定した研磨が実現できます。

ラップ加工で精密な面粗さを実現可能

上記にてご紹介したラップ加工では、超硬合金であっても、精密な面粗さを実現することが可能です。そのため、超硬合金に最も最適な研磨加工といえます。下記表にて、細かな数値を記載していますので、ご参照ください。

ラップ加工とは|超硬加工・超硬素材ソリューションナビ

※上記の値は一例で製品形状や材質等により異なります。

超硬合金ラッピング加工事例

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