当社社員が粉体粉末冶金協会主催の第６３回協会賞において「論文賞」を受賞

～昨年の技術進歩賞に続いての受賞になります。

受賞者

斉藤武志  　 共立合金製作所

福市安春　　　　同上　　

梶原太智　　九州エバーロイ

松原秀彰　　東北大学

寺坂宗太　　東北大学、ＪＦＣＣ

受賞名　「論文賞」

受賞日　2025年5月28日

受賞テーマ

　「ＷＣ-Ｃｏ超硬合金丸棒の液相移動と変形－部分加熱装置を用いた結果とその解析－」

論文概要

WC-Co系超硬合金は、焼結時に予期せぬ変形をして狙った寸法を外れることがあり、工業的な問題となっており、「変形の原因は、焼結時に生じるCo融液の移動にある」という仮説を立てて、原因究明と対策を検討した。

その結果、合金の変形の原因は予想した通りCo融液の移動にあること、Co融液の移動は合金を焼結温度から冷却するときに生じること、その原因は冷却時に生じたCo固液共存領域にCo融液を吸引する力（Π_SLと命名）が生じるためであろうこと、焼結温度からの冷却速度を小さくするとCo融液の移動と合金の変形が抑制されること、などを明らかにした。

関係論文は以下のＵＲＬをご覧ください。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspm/71/9/71_24-00025/_article/-char/ja/